ソニー製 iMac?

Lt5

ソニーから発表された一体型のコンピュータ・テレビを見て、複雑な思いがした。

先日発表された iMac 登場前には、こんなデザインをひそかに夢見たひとも多かったのではないだろうか。

スペックそのものは、どこかで聞いたようなものが多い。

Macworld: “Sony all-in-one PC doubles as high-def TV” by Peter Cohen: 27 August 2007

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ソニーは月曜日にオールインワン型コンピュータ「Vaio LT HD PC/TV」を発表した。コンピュータをテレビとしても使いたいというユーザーを念頭においてデザインされたものだ。10月に出荷予定で、最低価格で 1900 ドル。

Sony on Monday introduced its Vaio LT HD PC/TV, an all-in-one computer designed to appeal to users who want their computer to do double-duty as a TV. It will be available in October starting at $1,900.

22インチのワイドスクリーンを備えた一体型のデザインはアップルの iMac を思い起こさせる。しかし Vaio LT にははっきりとした違いがある。例えば、CableCard をサポートしているので、デジタルケーブルテレビの利用が可能なのだ。2900 ドル出せば HD モデルもあり、Blu-ray Disc の再生と焼き付け機能も備えている。

The all-in-one design and widescreen 22-inch display is evocative of Apple’s iMac, but the Vaio LT sports some distinct differences. It can support a CableCard, for example, which allows the unit to work in conjunction with premium digital cable television service. An “HD” model is also available for $2,900 that adds Blu-ray Disc playback and burning capabilities.

コンピュータ、テレビのどちらでも使えるように設計されているので、コンピュータ回線とは別にテレビ回線を切ることのできる A/V パワースイッチもある。また、コードがごちゃごちゃしないように、ワイヤレスキーボードとマウスを装備している。

Because it’s designed to work as both a computer and a TV, the Vaio LT sports an A/V power switch that lets you shut down the TV circuitry while still operating it as a computer. The system keeps wires to a minimum by including a wireless keyboard and mouse.

Vaio LT は透明なポリカーボネートのフレームに取り付けられ、キックスタンドを使うと水平に置くこともできるほか、VESA 互換のマウントを使って壁掛けにもできる。

The Vaio LT is encased in a transparent polycarbonate frame and sits on a horizonta surface using an integrated kickstand. It can also be mounted on the wall using a VESA-compatible mount.

Vaio LT には 1.3 メガピクセルのウェブカメラとマイクロフォンも内蔵している。インテルの Core 2 Duo プロセッサ、2GB の RAM を搭載、そのほか Microsoft Windows Vista Ultimate と別個のグラフィックカードがついているほか、802.11n ワイヤレスネットワークカードも内蔵している。

The Vaio LT features a 1.3-megapixel built-in webcamera and microphone. It uses an Intel Core 2 Duo microprocessor and 2GB of RAM, and features Microsoft Windows Vista Ultimate and a discrete graphics card. It incorporates a built-in wireless 802.11n wireless networking card.

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そもそもモニターと一体化したデザインは、考えようによっては決して新奇なものではない。

ラップトップを閉じた状態で上蓋を裏返しにし、立て掛けて脚をつければ iMac が出来上がるからだ。

あとは正面から見たときのデザインをどうするかだ。

液晶画面ぎりぎりまでベゼルを詰める方法もあるが、それではどのメーカーのものも同じに見えてしまう。(シネマディスプレイの背後に本体を積んだ形を考えれば分かる。)

第3世代の iMac が、スクリーンの下にアゴ(贅肉)を持っているのは決して偶然ではない。

アゴとアップルマークのお蔭で、モニターそっくり型から一線を画すことができるのだ。アゴは差別化のためにどうしても必要だった!

そういう意味で、第3世代 iMac は究極のデザインに近いのだ。

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実は、新 iMac の発表でひそかに恐れていたのは、シネマディスプレイの背中に本体を積んだだけのデザインだった。

そうだ。私は iMac のあのアゴが大好きなのだ。

新 iMac がこれまでのフォームファクターを維持したのを見て、実はホッとしたものだ。もっとも、黒いベゼルで iMac はパンダになってしまったけれど・・・

宙に浮かぶフローティングパネル方式はソニーにとられてしまった。アップルとしてはもうこのデザインは選べまい。

究極のデザインとなった iMac に残された途はなにか。

シネマディスプレイと組み合わせたセパレート型に向かうより仕方ないのではないか・・・

冷遇されている Mac mini はそのひとつの方向のような気がしてならない。もっとも Steve Jobs の眼の黒いうちはダメかもしれないけれど・・・

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コメント / トラックバック4件 to “ソニー製 iMac?”

  1. たら~く Says:

    はじめまして、
    ついに8ヶ月間念願だったiMacを購入してしまいました。でも、新型ではなくてwhite iMacです。
    アゴのせいで少々首が痛いのですが、やっぱりiMacの前で仕事をしていると気分がいいですね。

  2. ノブヒョン Says:

    New iMacは斬新さに欠けると指摘していたが、そういう意味ではこのソニー製iMac?は
    目を引くかも知れない。でもAppleにはまだ手はある。次期iMacはフレームのない全面液晶パネルマルチタッチ型が残されている。これを他メーカーに先駆けて出せば勝てるのは間違いない。8月の発表でそれが実現するのを夢見ていたが・・・
    それが出たら2台目のiMacを買うことになるだろう。

  3. モリヘ〜 Says:

    今までのLシリーズ(でしたっけ?液晶一体型)とあまり変わったような気がしないのですが?

  4. やすひこ Says:

    ソニー製 iMac?とは悲しいタイトルですね。

    ソニーもそこまで落ちてしまったのでしょうか?日本のMac系サイトではこういう表現が多いですね。

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