お絵描きソフト Scribbles

Scribbles

マッキントッシュに最初からバンドルされていたやさしいお絵描きソフトが姿を消してから久しい。

サードパーティのシンプルなお絵描きソフトが登場した。その名も「Scribbles」(落書き)だ。

MacNN: “Scribbles simplifies Mac drawing“: 04 December 2007

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子供も使えるマック用お絵描きソフト

Canvas-1

Scribbles の初めてのバージョンが atebits から出た。マックのやさしいお絵描きソフトだ。画像ソフトというとそのほとんどがプロないしはセミプロ向けだが、Scribbles のインターフェイスはとても簡単なので、大人だけでなく子供にもぴったりだ。にもかかわらず、自然な筆遣いや 3D レイヤーといった複雑なオプションにも対応している。タブレットコントローラもサポートしており、スケール技術によって必要に応じ自在に拡大できるので、キャンバスのサイズを固定する必要もない。

atebits has released the first version of Scribbles, an illustration program meant to ease drawing on a Mac; where most such applications are meant for professionals and semi-professionals, Scribbles uses a simplified interface that is suitable for kids as well as adults. It nevertheless replicates some more complex options, such as naturalistic stroke rendering, and a 3D layering interface. Tablet controllers are supported, and there is no need for a fixed canvas size, as a scaling technology will resize as necessary without pixellation.

無料でダウンロードして試せる

Export

出力形式はとくに決められていないが、一般的なグラフィックフォーマットならどれでもサポートする。 Mac OS X Tiger および Leopard 上で動き、ライセンス価格は20ドル。ただし、ユーザーは無料でダウンロードして、好きな期間使うことができる。

Output formats are unspecified, but users should be able to save in “every popular” graphics format. The program runs on Mac OS X Tiger and Leopard, and costs $20 for a license; despite this, users can download it for free and use it as long as they like.

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デザイナーの弁

Scribbles をデザインした Loren Brichter が、Scribbles の特徴について語っている。

atebits: “Scribbles blog” by Loren Brichter: 04 December 2007

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たったひとつのこと

Mac OS X 用のイメージエディタが最近たくさん登場している。確かにそのうちいくつかは優れたものだが、Scribbles はユニークだ。お絵描きがメチャクチャにうまく出来ようにというたったひとつの目的のために Scribbles はデザインされている。イメージエディタでもなければ、フォトショップキラーでもない。また2ダースもの半透明の HUD[heads-up display:Pixelmator が使っているインターフェイス]でスクリーンをゴチャゴチャにするためのものでもない。それはやさしくてシンプルなお絵描きソフトなのだ。

Lately there has been a barrage of image editors for Mac OS X. No doubt, a few of them are pretty great, but Scribbles is unique. First of all, it’s designed to do one thing insanely well: drawing. It’s not an image-editor, or a photoshop-killer, or an excuse for cluttering your screen with two dozen translucent HUD’s… it’s a drawing app plain and simple.

子供から大人まで

Layers

マックには誰でも使えるお絵描きツールが必要だ。子供から大人まで、日常普通に使ってくれるユーザーが使いやすいようにすることが、Scribbles のインターフェイスをデザインするときの主たる目標だった。立ち上げてみて、すぐ分ってくれればうれしい。すべてのインターフェイス(メニューバーを含む)にはまったく文字がない。インターフェイスはひとつのウインドウに入っているだけで、モード毎に変化するだけだ。ボタンは必要になるまで姿を現さない。私個人としてはレイヤーを扱うインターフェイスが気に入っている。レイヤーがどんなものかよく知らないひとでも Scribbles では直感的に分るはずだ。

The Mac needs a drawing tool that everyone can use. One of the primary design goals of Scribbles was to make the interface accessible to every potential user, from kids to pros. The hope is that this is evident as soon as you start it up. The entire interface (sans the menu bar) is entirely text-less. The interface is contained in a single window, and morphs between modes. Buttons that you don’t need stay out of your way until you need them. The interface for dealing with layers is my personal favorite. For people not familiar with the concept, Scribbles makes layers intuitive.

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Gruber の評価

Daring Fireball の John Gruber も高く評価している。とにかく触ってみるべきだと・・・

Daring Fireball: “Scribbles 1.0” by John Gruber: 04 December 2007

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気の利いた UI

Brushes

魅力的で小さなお絵描きソフトが20ドルで Atebits から出た。とてもシンプルだが、UI はとても気が利いている。メインウインドウには文字のないコントロールがほんの数個しかない。ツール(ブラシ、カラー、レイヤー)は下部にあってモーダルダイアログ[ダイアログ処理が終わらなければ、他のウインドウをアクティブに出来ない]になっており、インライン処理方式をとっているので、ダッシュボードウィジェット風の黒マルで囲まれた「×」ボタンを押すことによって画面から消える。Scribbles の UI のデザインを担当した Loren Brichter のブログはこちら

Intriguing new $20 little drawing app from Atebits. Delightfully simple, but very clever UI. The main window has just a handful of controls, and no text labels. The tools at the bottom — brush, color, and layers — are modal, but their modality is inline, and dismissed with a big, friendly Dashboard-widget-style “x” in a black circle. More thoughts on Scribbles’s UI design from developer Loren Brichter here.

UI をチェックしてみて・・・

簡単なお絵描きソフトが必要ないひとでも、UI をチェックする価値はある。例えば、クローズボタンの「×」は、お絵描き画面上のそれぞれのブラシ・カラー・レイヤーボタンに対応する場所に現われる。

Even if you’re not looking for a simple sketching app, it’s worth checking out just to examine the UI. E.g., note the way that the click-to-close “x” appears in the same spot as the corresponding brush/color/layer buttons in the drawing window.

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文字もなく直感的で、わが家を訪れる5歳児や8歳児もよろこんでラクガキしている。

Warmed.Ptn

そんなシンプルなツールでどの程度の絵が描けるのか、ユーザーギャラリーは一見の価値がある。高い能力を備えたシンプルさに触発されたひとが多数いるということだろう。

自分でダウンロードして試すのが面倒だというひとには、こちらのビデオをどうぞ。

最後に、消しゴムのありかについて。ブラシツールの右端の市松模様のものがそれ・・・

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コメント / トラックバック6件 to “お絵描きソフト Scribbles”

  1. Says:

    毎度どうもです。早速、試してみました。確かにインターフェイスが分かりやすいですが、絵心のない私には…。
    さて、

    The tools at the bottom — brush, color, and layers — are modal, but their modality is inline

    この部分の modal というのは、ウィンドウやダイアログ・ボックスのモードのことだと思います。モーダル・ウィンドウというのは、何らかのアクション(OK や Cancel をクリックするなど)を起こさないと閉じないウィンドウのことです。したがってこの部分は、

    「ツールはモーダル・ダイアログ方式であるが、このモーダル・ダイアログはインライン処理をする方式になっている」

    というような意味だと思います。ご参考まで。

  2. shiro Says:

    > む さん 早速ありがとうございました
    ご指摘のように 訂正いたしました
    いつも適切なご教示 感謝いたします

  3. おか Says:

    いつも楽しく拝見させていただいております。

    HUDですが、Head Up Displayのことでしょう・・。2ダースもの半透明のHUDで、という文章は、おそらく最近登場したPixelmatorというアプリケーションのことを指していると思います。
    http://www.pixelmator.com/

    半透明のHUD、見た目には美しいですし、Pro用アプリケーションになるとウィンドウが多くなるのは不可避ですが、その対局をゆくこのソフト、非常に興味深いですね・・

  4. shiro Says:

    > おか さん ありがとうございました
    おか さんの ご指摘のとおりでした

    Pixelmator の作者 Saulius and Aidas Dailide 兄弟に対するインタビューで 「translucent “heads-up display” interface」に関するやりとりが ありました
    http://www.vetton.ruwww.tuaw.com/2007/10/04/tuaw-interview-the-pixelmator-team/

    とりあえずは つぎのビデオが HUD interface をよく示している ということでしょうか・・・
    http://www.tuaw.com/2007/08/09/tuaw-exclusive-pixelmator-in-depth-screencast/

    ここまで凝らずとも もっと簡単にやる方法があるというのが Loren Brichter のいわんとすることかもしれませんね

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  6. 花田一弘 Says:

    初心者です。お絵描きソフトで勉強してみたのでダウンロードしてみました。

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