Archive for the ‘OS X’ Category

自作マックについて考える

2008年 4月 29日

Apple I-1

Apple I Computer – Smithsonian National Museum of American History

マックワールド誌編集者 Rob Griffiths の自作マック記事は大きな反響を呼んだ。

その後マックワールド誌は、趣味の自作者という「自作コミュニティ」(Homebuilt Mac Community)についてさらなる問題提起をしている。

Macworld: “Apple and the homebuilt Mac community” by Rob Griffiths: 19 April 2008

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自作コミュニティ

つい最近、私は自作マック(Homebuilt Mac)に関する記事を書いた。今回は自作マックがアップルのビジネスに与える影響について私の考えを述べてみたい。・・・その上で、読者諸氏がこの「自作コミュニティ」についてどう考えるかお尋ねしてみたいのだ。

I recently chronicled my adventures building and using a homebuilt Mac. Now it’s time to step back and opine on how I think homebuilt Macs impact Apple’s business…and ask you, our readers, what you think Apple should do about this community.

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アップルのビジネスに悪影響を与えるか

まず最初の質問は、熱狂的マック自作ファン(Homebuilt Mac enthusiasts)がアップルのビジネスに悪影響を与えると心配すべきかどうかという問題だ。部品を集めることから始めて、パーツをコンピュータにくみ上げ、それから OS X が動くように一生懸命頑張る、それをアップルが心配すべきかどうかと聞かれれば、私の答えはノーだ。アップルは趣味の自作者(hobbyist builders)を恐れる必要はない。本当だ。私の場合、強力なクヮッドコアマシンを作るため 982 ドルを投じた。それだけではない。バーツを探し、買い求め、マシンを組み立て、ちゃんと動くようにするのに多大の時間を費やした。私が費やした時間を計算に入れれば、すてきな iMac を買ってそれで済ませた方が(経費的にも)ずっとよかったことは明らかだ。しかもこのマシンの保証はひとつでないので、ひとたびハードの問題が生じた場合は複数のベンダーを相手にせざるを得なくなる点も考えておく必要がある。

The first question to ask is whether or not Apple should fear the impact these homebuilt Mac enthusiasts may have on their business. Given that one has to start with a collection of parts, assemble those parts into a computer, then work quite diligently to make that computer an OS X-enabled machine, my general answer is “no,” Apple need not fear the hobbyist builders. True, I spent only $982 to build a powerful Quad-core machine…but I also spent a large number of hours searching for and buying the parts, assembling the machine, and making it all work. If you add in the value of my time, it’s clear that I would’ve been much better off (financially) just buying a nice iMac and calling it done. Also consider that the finished machine has not one but many warranties, and that any hardware issues may mean dealing with multiple vendors.

自作マックが文字通り自分用のマックを作るというものである限り、アップルが恐れることは何もないと思う。趣味の自作者たちが自分のためのマシンを作っても、アップルの毎期の売り上げに影響を与えるものでないことは明らかだ。そもそもそんな大きな苦労をしてまで自作マックを製作し、それをメンテして、アップルの収益に影響を与えようとするひとがそんなにいるわけはない。(Psystar のマッククローンビジネスは、すぐにもアップルから訴訟を起こされると思われる。もしそれを生き延びたとしたらそれはまた別な話だ・・・)

As long as building your own Mac requires literally building your own Mac, I don’t think Apple has anything to fear—hobbyists and tinkerers may choose to build their own machines, but this is clearly nothing that will have any sort of impact on Apple’s quarterly sales. There just aren’t that many people out there willing to go all of the effort required to build and maintain a do-it-yourself-Mac to have a real bottom-line impact on Apple. (If Psystar’s pre-built Mac clone business survives its probably-imminent legal challenge, then that may be a different story.)

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アップルは対抗措置をとるべきか

もし[自作マック]コミュニティがアップルに対して大きなマイナスを与えるものではないとしたら、熱狂的マック自作ファンたちに対してアップルは何らかの措置を講じる必要があるのだろうか?

So if the community isn’t going to have a tremendous negative impact on Apple, what, if anything, should Apple do regarding these homebuilt Mac enthusiasts?

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その1:無視する

ひとつの方法は、これら趣味のハッカー(hobbyist hackers)をまったく無視することだ。これまでアップルはそうしてきたように思える。アップルに実質的影響を与えるわけではないので、ホビイストと争うことは有益というよりむしろ面倒の方が多い。アップルがこういうグループを無視してきたことを示す証拠はあるだろうか。例えばそのひとつとして、OSx86 プロジェクトをウェブから駆逐しようとしなかったことが挙げられる。OSx86 プロジェクトのサイトは、generic PC[ホワイトボックス PC、無印  PC]で OS X を走らせるための事実上の情報源(de facto source)となっている。

One approach—which appears to be the approach Apple’s taken thus far—is to simply ignore these hobbyist hackers. Since there’s no real measurable impact on Apple, fighting the hobbyists may be more trouble than it’s worth. What evidence do we have to support the theory that Apple is ignoring this segment thus far? For one, there’s been no apparent effort to remove the osx86 project web site, which is the defacto source for information on running OS X on generic PCs.

自作者たちを無視すべきだと考えるもうひとつの理由は、長い目で見れば、結局これらのユーザーはアップルのハードの売り上げを増加させる可能性があるからだ。例えば自作マックを作った連中は、システムアップデートの都度それに遅れず付いていくために必要な作業がいやになり、本物のマックを買おうと決心するかもしれないからだ。あるいはまた、それほど技術に詳しくない友人に対して OS X の良さを説き、次に買うときは iMac か他のアップルマシンにするように薦めるかもしれないのだ。

Another reason to ignore the homebuilders is that, in the long run, in fact, this group of users may actually help increase Apple’s hardware sales—people who build their own Mac may then decide they’re tired of the work required to keep up with system updates, for instance, and decide to purchase a real Mac. Or perhaps they’ll tell their less-technically-inclined friends about the benefits of OS X, and recommend that they purchase an iMac or other Apple product for their next machine.

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その2:相手を取り込む

[無視する代わりに]もうひとつの方法として、自作者のコミュニティを取り込むというやり方もある。問題はどんな方法でやるかということなのだが・・・。OS X の新しいバージョンをアップル以外のコンピュータでもインストールできるようにするか。マザーボードと無印 PC パーツ(generic PC parts)だけという「Mac Lite」を実際に出してみるか。自作マシンのために限られた組み合わせの CPU とマザーボードを認めてやるか。あるいはまったく別のやり方をするか・・・

Alternatively, Apple could embrace the homebuilt community…but the question would be how. Would that be a new version of OS X that doesn’t restrict installation to an Apple-labeled computer? An actual line of “Mac Lite” machines that are basically motherboards and generic PC parts? Sanctioning a few combinations of motherboards and CPUs for people to use as a basis for building their own machines? Something else entirely?

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読者の反応は?

あなたはどうお考えだろうか。アップルの世界には、アップルが正規にライセンスした OS X が動く自作 PC が存在する余地はあるのだろうか。自作マックが本物同様に動いても、アップルのビジネスは存続していけるのだろうか。アップルはクローンビジネスを開始すべきだろうか。かつて特定のベンダーにマックの製造を認めたような古いやり方ではなく、何か新しいやり方で・・・。是非ともみなさんの考えを聞いてみたい。

So what do you think? Is there room in Apple’s world for homebuilt PCs running OS X, complete with a legal OS X license from Apple themselves? Will their business survive if people can build their own Mac and have it work just as well as a “real” Mac? Should Apple be in the clone business—in a new way, not in the old “let’s authorize some vendors to build Macs” way? I’d love to hear (OK, read) your thoughts.

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どうやらマックワールド誌は本気のようだ。

Rob Griffiths の自作記事はポッドキャストでも取り上げられた。

Macworld: “Mac clones and accessibility” by Christopher Breen: 24 April 2008 [Podcast Episode #119]

同じマックワールド誌の Christopher Breen との対談だが、これが実に楽しそうだ。記事には載らなかった話も聞けるので、自作に関心のあるひとにとってはこたえられないだろう。

さらにマックワールド誌では、この自作マシンをマックワールドラボでとりあげ、ベンチマークほか徹底的に比較分析するということだ。

Macworld: “FrankenMac in the Lab” by Brian Chen: 26 April 2008 [Macworld Video #48]

YouTube: “Macworld Video: FrankenMac in the Lab

自作とかクローン、ハッカー、ハッキングとなると日本では今ひとつ反応が冷たいが、海の向こうではやることが徹底している。

考えてみればアップルの源流のひとつは Homebrew Computer Club にあったわけで、自作マックもその流れを汲むといえるのかもしれない。

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追記:Frankenmac のラボテスト(4月30日)

Frankenmac-1

さっそくマックワールド誌ラボテストの結果が出た。

予想どおりのすばらしいものだが、最後の感想が印象的だ。

Macworld: “Lab-testing the Frankenmac clone” by James Galbraith: 30 April 2008

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この自作マシンは確かに目覚ましいパフォーマンスを示している。これから考えるに、もしアップルが例の「ミッドレンジのマックミニタワー」(mid-range Mac minitowerを出したら、きっと大変なパフォーマンスに違いない。

… this particular build-it-yourself system definitely delivers impressive performance, perhaps suggesting how a mythical mid-range Mac minitower would perform if Apple ever released one.

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自作マックでこれだけのパフォーマンスなのだから、アップルが出す純正マシンはきっと大変なものに違いない。

これこそ若旦那のいう、このクラスの新製品を出さない理由なのだろうか・・・

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盲目のプログラマー

2008年 4月 26日

Braille

点字を読む:Reading Braille

Lioncourt.com というサイトがある。

盲目ないし視覚に障害があるひと(the blind and visually impaired)に役立つ情報を扱うサイトだ。

特段変わったところもなく、普通のサイトのように見える。実はこのサイトを運営しているのは盲目のプログラマーなのだ。

その彼が今週のマックワールド誌のポッドキャストに出演している。

Macworld: “Mac clones and accessibility” by Christopher Breen: 24 April 2008 [Podcast Episode #119]

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視覚障害者のためのサイト

最初の話題は、視覚に障害がある、あるいは盲目のマックユーザーに対して OS X がもたらしたあまりよく知られていない恩恵についての話だ。ポッドキャストに登場するのは、盲目のプログラマーで、かつ Lioncourt.com を運営している Josh de Lioncourt だ。Lioncourt.com は、視覚障害者のマックユーザーに対して、ツールとしてのマックが如何にすばらしい機能を備えているか明らかにしようとするサイトだ。

The first is the under-reported benefits that OS X brings to visually impaired and blind Mac users. Im joined by Josh de Lioncourt a blind developer and operator of Lioncourt.com, a Mac-accessibility Web site, who reveals just how capable the Mac is as a tool for visually disabled users.

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他にもいろいろなサイト

Josh Lioncourt.com は、視覚障害者のマックユーザーのためにすばらしいリソースを集めているが、この他にもいくつかのサイトがある。アップル自身も、ユーザー補助機能accessibility:アクセスのしやすさ、使いやすさ、ユーザー補助機能]のページを設けて、いろいろなリソースに対するリンクを張っている。またポッドキャストの中で「Screenless Switchers」についても Josh が触れているが、これはウインドウズからマックにスイッチした視覚障害者の二人の女性 Darcy Burnard Holly Anderson が制作しているポッドキャストだ。

Josh’s Lioncourt.com is a great resource for those visually impaired Mac users but there are others. Apple offers its own accessibility page with links to a variety of resources. Josh also mentioned the Screenless Switchers podcast, a podcast produced by Darcy Burnard and Holly Anderson, two visually impaired women who’ve moved from Windows to the Mac.

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Josh de Lioncourt の生き生きした話を聞いていると、とても盲目のプログラマーとは思えない。

ここで語られるのは健常者とは異なったユーザー体験だ。「使いやすさ」(ease of use)ということについて改めて考えさせられる。

マックが彼らに対してすばらしい体験を提供していると知ってうれしい。そしてそういう話に光を当てるマックワールド誌もまたすばらしいと思う。

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Voiceover

話題の中心は Mac OS X の読み上げソフト VoiceOver の話だ。

視力の弱い筆者も、マックの読み上げソフトには随分助けられている。Tiger では Vicki が助っ人だったが、Leopard になってからは Alex だ。

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ずいぶん昔(Mac OS 6 の時代だった!)、盲人用の点字フォントを試作したことがある。

健常者がひらがなで書いた分かち書きのテキストを点字変換する。文章解析のアルゴリズムを使わず、フォントそのものに変換機能を持たせたので瞬時に変換した。

Josh のポッドキャストを聞きながら、昔のことを思い出した。

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同じポッドキャストには自作マックの話も登場するのだが、これはまた稿を改めて・・・

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これが自家製マック Frankenmac だ!

2008年 4月 19日

Frankenmac

これが自家製マック Frankenmac

Psystar はどうやら怪しげな気配になっているようだ。

ところがクローンマックの話は思わぬところへ飛び火した。なんとマックワールド誌の Rob Griffiths がやってのけたのだ。

市販の PC パーツから Mac OS X が動く自家製マックを組み立ててしまった!

Macworld: “Frankenmac! What’s in a Mac clone?” by Rob Griffiths: 18 April 2008

マックワールド誌の編集者で、常々「中クラスの Mac minitower」を渇望していた Rob Griffiths は、次のようにいう。

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待ちくたびれた

モニター一体型のマシンは欲しいとは思わないし必要もない。8コア Mac Pro のパワーも必要ない。しかしミニより速くて拡張性のあるマシンなら欲しい。

I don’t want or need a machine with a built-in monitor, I don’t need the power of an eight-core Mac Pro, but I’d like my Mac to be faster and more expandable than a mini. […]

しかし私のドリームマシンが出るのを待つのはもう待ちくたびれた。そこで自分の手で組み立てようと決心した。かくて OS X が動く自分のマシンを組み立てることになった。

Tired of waiting and hoping for the Mac of my dreams to appear, I decided to take the technology into my own hands and build it myself. And thus began my experiment to assemble my very own OS X-running machine.

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PC パーツを集める

かくて、1000 ドルの範囲内で自家製マックを組み立てるプロジェクトに取りかかる。

Windows Vista が動く PC パーツで、かつ Mac OS X も動くパーツを集めるのが最初の仕事だ。

Franken Parts

マザーボードは Asus P5K-E、CPU は Intel Q6600 Core 2 Quad(2.4GHz)。モニターやキーボードを除いて、集めたパーツは 980 ドルになった。

ハードそのものの組み立てはやさしかった。

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OS X のインストールは大変だ

次にこの PC に Vista をインストールした。ちゃんと動く。それからが事だった。ちゃんと OS X が動くようにするのに何時間もかかった。やることは簡単なのだが、その手間や BIOS 設定が込み入っていた。同じドライブから Windows と OS X を動かすには、いくつもの難題を片付けねばならなかった。何時間もかけて、説明書を読み、組み立てては分解し、うめき声をあげ、インストール、アンインストール、再インストールを繰り返し、悪態をつき、みんなを困らせる。とても楽しいどころではなかったが、それでもなんとかすべてを終えることが出来た。私のマシンはちゃんと動いた。Windows Vista にでも Mac OS X 10.5.2 にでも、どちらにでも起動することができた。

Next, I installed Vista on the PC, just to be sure everything worked. From there, it then took many more hours to get OS X working right—while the process is relatively straightforward, there are a lot of steps involved, and BIOS settings to tweak. If you want to run Windows and OS X on the same drive, there are more hoops to jump through to get it all working. But after many hours of reading, assembling, disassembling, screaming, installing, uninstalling, reinstalling, saying bad words, pestering friends, and generally not having very much fun, I was done: my machine was up and running, and capable of booting into either Windows Vista or Mac OS X 10.5.2.

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Frankenmac

出来上がった自家製マックは Frankenmac[注:フランケンシュタインから]と名付けられた。

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テキストベースのブートローダ

起動中にこのマシンの前に座っていると、 BIOS のロードスクリーンになり、テキストベースのブートローダ(ここで Vista にするか OS X にするかを選択する)になる。それが普通のマックとは異なるところで、試供品のサンプルみたいだ。

And if you happen to be sitting in front of it when it starts up, the BIOS loading screen and black-and-white text-based boot loader (which lets me choose between Vista and OS X) is a dead giveaway that this is not your normal Mac.

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Frankenmac の本体を隠してモニターだけを見ていると、まったく普通のマックと変わらない。

しかし「この Mac について」ダイアログを見ると、「プロセッサ不明」(”unknown” processor)と表示される。

Aboutthismac

“unknown” processor

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性能は・・・

Rob Griffiths のベンチマークテストでは、値段が倍以上する Mac Pro と比べてもさして引けを取らないという。いずれマックラボのテストに委ねるそうだから、後ほど詳細が分るだろう。

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とてもみんなには勧められない

以上の結果をみて「スゴいっ!ボクもやってみよう!」と考えるひとがいるかもしれない。ちょっと待て!自家製マックにはいろんな(しかもたくさんの)落し穴があるのだ。

Given the above results, you may be thinking “Geez, I should go build one myself!” Before making such a decision, however, you need to consider the pitfalls of building your own Mac—and there are many.

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Rob Griffiths はつぎのような問題点を挙げていく。

・工作の手間

・パーツの仕様書を読み取る知識

・忍耐

・費用

・保証

まだある・・・

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奇妙な振る舞い

マシンが動くようになっても、奇妙なハードウェアの振る舞いを経験したりする。例えば Frankenmac の場合、ちゃんとシャットダウンしないのだ。OS X 自体は終了してスクリーンが暗くはなるのだが、ファンやハードドライブは動いたままだ。完全にマシンを終了するには、手動でパワーボタンを押す必要がある。

Even if your machine is running fine, you may experience odd hardware issues—the Frankenmac, for instance, doesn’t fully shut down properly. OS X itself shuts down, and the screen goes blank, but the fans and hard drive continue to run, so I have to manually press the power button to truly turn the machine off.

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アップデートや EULA の問題

また、将来システムアップデートによってはインストールした OS X に問題が生ずる可能性も大きい。今後の Software Update はむやみに受け入られなくなる。最後にもっと重要なことは、自作マシンで Mac OS X を動かすとアップルの EULA[End User License Agreement:使用許諾契約書]違反となり、やり方によっては著作権法違反にもなるかもしれないということだ。

There’s also a good chance that future system updates may cause problems with my Mac OS X installationムI can’t just blindly accept every Software Update that comes down the pipeline. Finally, and perhaps most importantly, to make your machine run Mac OS X, you have to violate the OS X end-user license agreementムand perhaps copyright law, depending on how you get things done.

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仕上がりの美しさ

その他にも仕上がりの美しさという点で、本物のマックにはとうてい及ばない。Mac Pro と Frankenmac の内部を比較した写真はつぎのとおりだ。

Inside Macs-2

Mac Pro vs. Frankenmac

そして Rob Griffiths は次のように結論する。

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結論は・・・

マックの自作を試してみた結果、自分でやるよりクパチーノの会社に作ってもらう方がずっといいという結論に達した。それに、いつの日か、私の夢である「中クラスの Mac minitower」が現実のものになるかもしれないのだから・・・

Having visited the build-your-own side of the Mac world, I’ve decided I’m more than happy letting Cupertino build my Macs for me—Apple has shown it’s much better at it than I am. And who knows? Maybe one day that mid-range Mac minitower of my dreams will no longer be mythical.

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本流も本流、マックワールド誌の編集者がやってのけたところがスゴい!

さすがに OS X インストールの詳細には触れていないが、マック誌の性格からして当然だろう。

しかし、インターネットを渉猟して得られる情報と市販の PC パーツを買い揃えれば、然るべき知識と技術があるひとなら誰でも「Mac OS X の走るマシン=自家製マック」を作ることが可能だと示した点で画期的だと思う。

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明日へようこそ:Ars Technica

2007年 11月 1日

Leopard Desktop-1

Ars Technica の John Siracusa が、長文だがすばらしい Leopard のレビューを書いている。

Siracusa はこれまでも Mac OS X のメジャーアップデートについて欠かさず書いてきた。

今回は格段に力がはいっており、プリントアウトすると 100 枚を超える大作だ。

まだ読み始めたばかりだが、とりあえず最後の結論の部分「明日(あした)へようこそ」を紹介したい。

Ars Technica: “Mac OS X 10.5 Leopard: the Ars Technica review” by John Siracusa: 28 October 2007

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アップグレードに値する

このレビューを書き始めるにあたって、私は期待を述べることから始めた。Leopard のことがよく分かるにつれ、2年半に及ぶ開発の努力がどこに投じられたのかますますハッキリと見えてきた。まさしく Leopard はいろいろな改良で満ちみちている。OS のどの部分をとっても手が加えられなかったところはないように見える。

I started this review talking about expectations. As I’ve learned more about Leopard, it’s become increasingly clear where, exactly, those two-and-a-half years of development time went. Leopard is absolutely packed with improvements. It seems that not a corner of the OS has gone untouched.

Leopard の表面的な変化しか見ず、主な機能だけをときたま使うユーザーには、そのことが分からないかもしれない。しかしそういう場合でも、Leopard は推薦するに十分値する。もしあなたが Leopard にアップグレードするかどうか迷っているなら、その答えは、これまでのメジャーなアップグレードと同じように、イエスだ。

Perhaps that’s not as clear to the casual user who just sees the surface changes and the major new features in Leopard. But even in that case, there’s more than enough to recommend it. if you’re wondering whether you should upgrade to Leopard, the answer, as it’s been for every major revision of Mac OS X, is yes.

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UI については強い嫌悪感

実はユーザーインターフェイスの大方の変更について私は強い嫌悪を感じているのだが、それでもなお以上のことを申し上げる次第だ。私は平均的なマックユーザーとは異なるかもしれず、私の嫌悪感は多分、大方のユーザーにとっては時たまあるいは何度か感じる軽いいらだち程度に過ぎないだろうから・・・。それに、Mac OS X の歴史を見れば分かるように、ひとはどんなものにでも慣れてしまうものだ。

I say this despite my deep hatred for many of the user interface changes. But perhaps I’m not representative of the average Mac user. In all likelihood, my hatred will translate into an occasional-to-persistent mild annoyance for most users. And truthfully, people can get used to just about anything (as the history of Mac OS X has shown).

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内部構造はすばらしい

Leopard の内部構造(internals)についてはとても興奮を覚える。たとえトップの番付けがついていなくても、これこそまさに今回のリリースのスターなのだ。これまで Leopard だけでしか動かないすばらしいソフトがたくさん発表されたのには十分なわけがあるのだ。これこそまさにデベロッパが望む世界だ。

I’m most excited about Leopard’s internals. They’re the star of this release, even if they don’t get top billing. There’s a good reason we’ve already seen so many prominent Leopard-only software announcements. This is where developers want to be.

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タイムマシンのすばらしさ

Leopard がデベロッパを惹き付けるということは、いずれユーザーにとってすばらしいアプリケーションが登場するということだ。それまでの間、手間のかからない魔法のような Time Machine のバックアップから恩恵を蒙らないマックユーザーをたった一人でもみつけろといわれても四苦八苦するだけだ。あなたがアップグレードするためには、何かひとつ決定的な理由が必要だというなら、まさにこれがそうだ。そうなんだ。バックアップなんて退屈な作業だ。あなたがきちんとバックアップしないのも多分そういうわけだろう。しかしそんな言い訳は最早通用しない。

Leopard’s pull on developers will translate into better applications for users… eventually. In the meantime, I’m hard pressed to think of a single Mac user I know who wouldn’t benefit from Time Machine’s hassle-free backup magic. If you’re looking for one reason to upgrade, this is it. Yeah, backups are boring, which is why you’re probably not doing them regularly right now. No more excuses.

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新しい始まり

多くの点で Leopard は新しい始まりのように感じられる。Tiger が API[Application Programming Interface]をモノにして GUI[Graphical User Interface]の新しい可能性を模索するまでにはバージョン 10.0 から 10.3 まで待たなければならなかった。しかし、Leopard の歩みはもっと大胆だ。新しい特別な外観(look)を採用し、すべてにそれを使うことを強制し、インターフェイス最大のビジュアル効果のデザインを変え、あたかも猫の皮のように古い技術を脱ぎ捨てたのだ。

In many ways, Leopard feels like a new beginning. While Tiger consolidated the gains made in 10.0 through 10.3, pinning down APIs and dipping its toe into a few possible future directions for the GUI, Leopard charges bravely forward, choosing one particular new look and mandating it everywhere, redesigning all of the most prominent visual elements of the interface, and shedding old technologies like cat fur.

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変わった獣

登場したのは実に変わった獣(けもの)だ。中味はとても美しいが、見かけは・・・そのう、ちょっと可愛くない代物だ。時間の経過とともに、ユーザーのフィードバックによって角(かど)が取れることを期待したい。私が夢見るドラスチックな外観の変更は 10.6 以降に伸ばしてもいいから・・・。そしてまた、この10年の間に HFS+ の後継となる次のファイルシステムについても、アップルがやっと決断してくれるなら尚うれしい。

What’s emerged is quite a strange beast: beautiful on the inside and, well, a bit unlovely on the outside. I hope a few years of user feedback will file down some of the sharper edges, even as my dream of a radical new look is postponed until 10.6 or later. It’d also be nice if Apple would finally make a decision about the successor to the HFS+ file system some time this decade.

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長い道のり

これまでの道のりは、なんと長く、そして奇妙な旅だったことか・・・。一年前に私が想像したものより Leopard はすいぶん違ったものとなった。開発の最終段階でいくつかの大きな失望(新しいドック、メニューバー、その他ファインダのへま)を味わったが、その基礎はこれまでになく強固なものとなった。

What a long, strange trip it’s been. Leopard turned out very differently than I imagined it would only a year ago. Despite some big disappointments near the end of its development process—the new Dock, the menu bar, more Finder floundering—the foundation is stronger than it’s ever been.

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今後のバージョンアップに期待

そうなるかどうか分からないが、Leopard の持つ大きな問題点は、バージョン 10.5.x のリリースの時点でその大部分が解決されることを期待したい。もっとも、Mac OS X のどのバージョンをとってみてもそうはならなかったけれど・・・。Leopard によってアップルは、完全な勝利を収めたかに思われたが、敗北とはいわないまでも、一部屈辱を蒙(こうむ)ってしまったのだ。[注:ここは不明]

Though this is not likely to happen, most of Leopard’s biggest problems could be fixed in a 10.5.x point release. That’s something that certainly could not have been said about any prior version Mac OS X. With Leopard, Apple has managed to snatch, certainly not defeat, but at least partial ignominy from the jaws of absolute victory.

これまでに先行するバージョンの域を越え、 Mac OS X 10.6 が勝利に向かう舞台は整った。それまでは、マックの開発者コミュニティが煌(きら)めくときだ。Tiger のように2年半、あるいはもっと長い間君臨することになるかどうか、宇宙船 Leopard 号に乗る日を心待ちにしたい。(注意:[宇宙船 Leopard 号のドックは]濡れると滑りやすいので気をつけてください。)

The stage is set for Mac OS X 10.6 to triumph beyond the bounds of its ancestors. In the meantime, it’s the Mac development community’s opportunity to shine. Whether it reigns for two and a half years, like Tiger, or even longer, I’m looking forward to my time aboard starship Leopard.

(Caution: Dock slippery when wet.)

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結論の部分はたいへん散文的だが、それでも待ちに待った Leopard への期待が大変大きいことを思わせる。

John Siracusa は、Leopard の内部については大いに満足しているものの、ユーザーインターフェイスには大きな不満(というより嫌悪)があることを隠そうとしない。

この点についてはレビュー本文の中に詳説されているのだが、MacNN が短くまとめたもの(「Leopard はインターフェイスを変えたことにより損なわれた」)があるのでそちらも紹介したい。

MacNN: “Ars: Leopard marred by interface changes“: 29 October 2007

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石板のような灰色の外見

Mac OS X Leopard は全体的にみるとすばらしい OS だが、新しい外見によって損なわれている、と ArsTechnica は書いている。このレビュー記事は、タイムマシンのバックアップ、困難だが避けて通れない64ビットコードへの移行など、OS 内部の変更については褒めているが、インターフェイスの変更については使い勝手と関係ないどころか、かえって邪魔になると批判している。Garage Band のような特別な場合を除き、すべてのソフトで新しい「石板のような灰色」(slate gray)の外見を使用するよう強制されている。これはまったく魅力がないではないわけではないが、Aqua タイプのダイアログボタンなどとは矛盾する。

Mac OS X Leopard is in general a fantastic operating system, but hurt by its new look, ArsTechnica writes. The publication’s new review praises the “internal” changes of the OS, such as Time Machine backup and the tough-but-necessary migration to a 64-bit codebase, but complains that several changes to the interface are unnecessary or even detrimental to usability. With the exception of custom programs such as Garage Band, for instance, all programs are now required to use the new “slate gray” appearance, which is said to be not entirely unattractive but in conflict with items such as Aqua-like dialog buttons.

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けばけばしいドック

Leoparddock

レビューの中で特に激しく非難されているのが新しいドックだ。「疑似 3D」風に表示され、近くのアイコンやウインドウが影を落とす。これは「9才の少女がお人形さんに施した化粧のように」けばけばしいと表現されている。また、ドックをスクリーンの左右に配したときにはこのビジュアル効果がまったく失われてしまう。同じ効果を左右に残したときの批判をかわそうとしたものだと思われる。

More harshly attacked in the review is the new Dock, which is rendered in a “pseudo-3D” appearance that reflects icons and any window placed nearby. This is described as gaudy, akin to a “nine year-old girl putting make-up on her dollie,” while it is noted that the effect disappears entirely when moving the Dock to the side of the screen — possibly as a move to appease critics of the alternative.

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見にくいフォルダとメニューバー

Leopardfolders

Leopard のインターフェイスについては、ユーザーにとって特に二つの点が邪魔になるという。フォルダの新しいアイコンとメニューバーだ。フォルダにはアプリケーションなどの特別のアイコンがついているのだが、コントラストのはっきりしない浮き出し模様で表現されており、サイズが小さくなるととても分りづらい。新しいメニューバーによってもっとひどくなる。背景となる壁紙によっては、半透明のメニューは読むのが困難になる。アップルはプレリリース版よりこの効果を抑えているが、これは Leopard のインターフェイスの最大の問題だという。これを修正するためにはサードパーティのハックが必要となるだろう。

Two aspects of Leopard’s GUI are said to actively hinder users, these being the new folder icons and the Menu Bar. Folders with special icons on them, such as Applications, are now rendered with low-contrast embossing, making them much harder to identify at small sizes. The same problem is amplified by the new Menu Bar, which is translucent and can be difficult to read if used in combination with the wrong wallpaper. Though Apple has toned down the effect since pre-release versions of the OS, this is said to be the primary problem with Leopard’s interface, one that will most likely require third-party hacks to remedy.

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以上、はしょった形でしか紹介できなかったが、John Siracusa のレビュー記事は大変読み応えがあるので興味のある方はぜひ目を通されるといいと思う。

実は筆者も Leopard にアップグレードを済ませた。[詳細は別掲予定。]

作業もスムーズで、処理速度も向上してそれなりにいい感じなのだが、なにかひとつ、新しい OS に変わったというよろこびがいつもと違って薄い気がする。

あれこれ試して、結局前の Tiger に近い壁紙を使っているが、なんだか落ち着きが悪い。

そんなときに Siracusa のインターフェイスに対する不満を読んで、自分の心の中にひっかかっていたのはこれだったのかという思いがした。

灰色のデザインに気乗りがしないのは筆者だけではなかった・・・

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追加:Leopard ハックがつぎつぎに(11月02日)

Leopardgraydock

John Siracusa のレビューで指摘されたと思ったら、すぐに Leopard ハックが登場した。

3D の影をなくしたり、ドックをいじったりといろいろだ。

Triangle Dock

この調子だといろんなハックが現われそう・・・

壁紙もたくさん登場しそうで楽しみだ。

参考:

・Ars Technica: “Fear change? Revert to the traditional Dock, complete with black triangles” by David Chartier: 30 October 2007

・TUAW: “How to tweak the Leopard Dock’s color” by Mike Schramm: 30 October 2007

・TUAW: “Triangles back on the Leopard Dock” by Mike Schramm: 30 October 2007

・Silver Mac: “Leopard Dock with black triangle” by : 29 October 2007

・InsanelyMac Forum: “Modding Leopard’s Dock” by Numberzz: 30 October 2007

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Leopard を PC にインストールするハック

2007年 10月 29日

Leopard On Pc-1

Screenshot by Mac.nub

Leopard が発売されたばかりだというのに、ハッカーたちが PC にインストールする方法を見つけてしまった。

Apple 2.0 [Fortune]: “Hackers Install Leopard on Intel PCs” by Philip Elmer-DeWitt: 28 October 2007

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アップルが OS X 10.5 Leopard をリリースしたばかりだが、あるプログラマーの一団がまっさらのインテル PC に新しい OS をインストールする方法をみつけてしまった。DailyApps のステップバイステップのやり方はこちら

Apple just released OS X 10.5 Leopard, but a team of programmers has already figured out how to install the new operating system on off-the-shelf Intel PCs. See DailyApps’ tutorial here for step-by-step instructions.

このやり方はまだ実験の域を出ず、十分にはテストされていない。音量やネットワークのような一部のシステム環境設定は動かなくなってしまう可能性がある。

The procedure is still experimental and has not been thoroughly tested. Some system preferences, like Sound and Network, may never work.

しかしこれはなかなかの力作だ。かつて今ほど開けていない時代に Samuel Johnson が女性説教師について語ったことばを思い起こさせる。彼がいうには、後ろ足で立って歩く犬のように「うまくはないが、しかしともかくやったことに驚かされる」と。

It’s a tour de force nonetheless, one that reminds us of the remark Samuel Johnson made in less enlightened times about women preachers. Like a dog walking on his hind legs, he said, “It is not done well, but you are surprised to find it done at all.”

注意:Leopard をこのような形で使うことは、アップルのライセンス契約に違反する。「本契約により、お客様は、一回につき一台の Apple 商標が付されたコンピュータに Apple ソフトウェアを1部インストールし、使用し、稼働させることができます。」

Warning: Using Leopard this way is a violation of Apple’s license agreement, which states: “This License allows you to install, use and run one (1) copy of the Apple Software on a single Apple-labeled computer at a time.”

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参考:

・Apple 2.0 [Fortune]: “Hackers Install Leopard on Intel PCs” by Philip Elmer-DeWitt: 28 October 2007

・dailyApps: “Hack Attack : Install Leopard on your PC in 3 easy steps!“: 27 October 2007

・The OSx86 Scene Forums: “[GUIDE] Installing Leopard 9a581 GM on a Hackintosh“: 25 October 2007

・Engadget: “Leopard hacked for Intel PC consumption” by Paul Miller: 27 October 2007

・TUAW: “Installing Leopard on a PC” by Scott McNulty: 28 October 2007

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Leopard が早くも BitTorrent に

2007年 10月 28日

Leopard Day-2

Ars Technica が、Leopard 発売初日の様子を伝えている。

早速 Leopard が BitTorrent に登場しているらしい。

Ars Technica: “Hottest act in town, and on BitTorrent: Mac OS X Leopard” by Ken Fisher : 27 October 2007

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まず最初にチェックしてみたのは BitTorrent だった。誰も驚かないだろうが、「海賊コピー」の欲しいひとなら誰でも Leopard が入手可能だった。何百というひとがアップロードし、そして何千というひとがダウンロードをしに押し寄せている。どうやら発売24時間前の木曜日の朝には、ゴールドマスターのコピーが BitTorrent にアップされたらしい。そこで今朝 IRC[Internet Relay Chat:IRC 専用サーバを介するチャット]の世界で少し質問して調べてみた。あなたはダーティな海賊コピー作り(dirty pirate)か、それとも違法コピーはするがそれ以外はクリーンなマックファン(clean-but-otherwise still-piratical Mac fan)なのか、と。冗談まじりだったけれど本当に尋ねたかったのは、129 ドルの OS アップグレード版をどうしてこんなにたくさんのひとが違法にコピーするのだろうということだった。みんなスティーブ閣下に忠実だったのではないのか?

BitTorrent was the first thing we checked, and to no one’s surprise, Leopard is readily available to anyone who wants to “pirate” it. We found torrents with hundreds of seeders and thousands of leechers. It appears that the gold master copy made its way on to BitTorrent by Thursday morning, in fact, more than 24 hours before launch. We did a little trolling around the world of IRC this morning to ask the question: are you a dirty pirate, or a clean-but-otherwise still-piratical Mac fan? I jest, but the gist of our question was: why are so many people pirating a $129 OS upgrade? Surely all are loyal to The Steve?

その答は、ピント外れ(「マックなんて持ってないけれど、交際相手がほしいんだよ。」)から差し迫ったもの(Barc というヤツが、学校が始まる前にこの週末の間に、両親の iMac をアップグレードしなければならないので Leopard の海賊版を作った。少なくとも彼には最優先でしなければならないことがあった。)までいろんなものが混じっていた。非常に驚いたことに、我々が尋ねてみたひとの 80%(全部で 30 人に聞いた)は、BitTorrent から違法にダウンロードしたけれど、1)既に発注済(まだ未着)か、あるいは、2)購入予定というものだった。言い換えれば、BitTorrent のダウンロードは激しいが、これまでもよくあったように、カネも払わずに Leopard をダウンロードするひとが多いということを示しているわけではないのだ。

The answers ran the gamut from the pointless (“I don’t even have a Mac, but I want the ISO”) to the more pressing (one man, Barc, told us he pirated Leopard so he could upgrade his parent’s iMac before heading back to school in time for the weekend—good to see he has his priorities straight). What was astounding: a full 80 percent of those we talked to (in all, about 30 people) said that despite grabbing Leopard off BitTorrent, they a) had already ordered a copy that wasn’t in yet, or b) were planning on buying one regardless. In other words, BitTorrent activity was high, but as we have seen so often, it’s not indicative of how many people are taking Leopard without paying for it.

あるユーザーがいっていた。「あんた、BitTorrent の方が FedEx より早いんだよ。」

As one user said, “BitTorrent delivers faster than FedEx, dude.”

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このほか、アップルストアの賑わいをサンフランシスコとシカゴから報告している。

その中に気になるキャプションのついた写真がある。冒頭に掲げたものだ。そのキャプションは・・・

「ガラスの階段が崩れ落ちる数秒前に撮られたもの」

Taken seconds before the glass stairs collapsed

スワ大事故かと思ってよく読んでみたが、記事のなかにはそれらしきことは書いてない。

よく分からないし間違いかもしれないが、気に懸かるキャプションなので紹介だけしておく。

Ars Technica の記事の締めくくりは次のとおり・・・

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おおむねアップグレードはうまくいったという話がほとんどだ。しかし The Register によればアップルサポートフォーラムには「死のブルースクリーン」問題に遭遇したユーザーのスレッドがあるそうだ。一部のユーザーは、再起動してもブルースクリーンのままで、いつまでたってもユーザーモードにはいらなかった。サードパーティの APE(Application Enhancer)というツールがどうやら犯人らしい。APE を使っているひとは気をつけた方がいい。

We’ve heard mostly success stories on the upgrade, but The Register is pointing to an Apple Support forum thread that shows several users having supposed “blue screen of death” problems. Some users are finding that upon reboot, their machines aren’t fully booting into user mode, hanging at a blue screen indefinitely. A third-party tool called APE (Application Enhancer) appears to be the culprit, and we advise APE users to proceed with caution.

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いつもと勝手がちがう・・・

2007年 10月 27日

Leopard-3

今度の Leopard 出荷はいつもと勝手が違う。

いつもなら、限られたプレス関係者がイベントに招待されて、Jobs のプレゼンテーションを拝聴し、その後一斉に書き立てるというコースをたどるのだが、今回はそういうことは一切なしだ。

スペシャルイベントはなしでも、iPhone のときみたいに社内出陣式があるのではないかと期待したが、それすらもなかった。

だいたい Leopard の10月出荷は半年前から決まっていたし、発売開始の時間すら事前に10月26日金曜日の午後6時と発表されていた。300 超といわれるその機能についてもアップルサイトにさっさと公表され、ご丁寧にガイドツアービデオまでついている。

アップル製品に関することならすべてをニュースにし、イベントにしてしまうアップルとしては珍しいことだ。

すべてがスケジュールにしたがい、粛々と進められたというところか・・・

考えてみれば、これが普通のやり方、正攻法のマーケティングだろう。

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でもこうなると、文筆をこととする記者諸公は困ってしまう。マック商業紙・誌はともかく、一般紙にいたってはこれじゃ困る。

アップルお気に入りと目されるライターは特にそうだろう。

アップルが社運を賭け、厳重な箝口令を敷いた iPhone のときですら、事前に iPhone の実機を貸与された例の4人になると尚更そうに違いない。

10月26日の発売開始前に、なんとか記事にできたのはなによりだった。

以下、4人組の書きぶりをざっと見てみよう。

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Walt Mossberg の場合

Mossberg-4

AllThingsD: “Leopard: Faster, Easier Than Vista” by Walt Mossberg: 25 October 2007 [with Walt’s Featured Video]

WSJ.com: “Leopard: Faster, Easier Than Vista” by Walt Mossberg: 25 October 2007

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revolutionary でなく evolutionary

このところ Leopard をテストしてみているが、Leopard は革命的(revolutionary)というより、発展的(evolutionary)なリリースだ。アップルが得意とする品質の優位性はウインドウズに比べてあると思う。新たに追加された使いやすい機能によって、Leopard は Vista より優れており、スピードも速いというのが私の意見だ。

… I’ve been testing Leopard, and while it is an evolutionary, not a revolutionary, release, I believe it builds on Apple’s quality advantage over Windows. In my view, Leopard is better and faster than Vista, with a set of new features that make Macs even easier to use.

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画期的新技術はひとつもない

アップルは 300 超の新機能があるというが、驚異的ないしは画期的新技術と考えられるものはひとつもない。Leopard の新機能のいくつかはユニークだが、バックアップやファイルのクイックビューなど、その多くはウインドウズでもマックでもこれまで利用できたものだった。例えばサードーパーティ製ソフトだったり、あるいは OS 内部に潜んでいるギークだけにしか分からない難しいやり方だったり・・・。Leopard によって、それが見つけやすくなり、使いやすくなっている。

While Apple claims the new system includes more than 300 new features, there is nothing on the list that could be considered startling or a major breakthrough. Some of Leopard’s features are unique, but many others — such as backing up data and quickly viewing files — have been available on both Windows and the Mac via third-party programs or hard-to-find geeky methods buried in the operating systems. Leopard has made them easy to find and use.

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最初のバックアップは時間がかかる

私が試したところ、[タイムマシンによる]最初のバックアップは一晩中かかった。しかしその後は、一時間毎にシステムがアップデートしてくれ、そのためにスピードが落ちたとも思えなかった。

… The initial backup, in my tests, took all night, but after that, the system updates the backups hourly and I didn’t notice any slowdown during the process.

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David Pogue の場合

Pogue-4

さて、ニューヨークタイムズの才人 David Pogue はつぎのような感じだ。

いつもと違ってお得意のビデオは[今のところ]添えられていない。

New York Times: “Apple Offers New Goodies in Leopard System” by David Pogue: 25 October 2007

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外付けドライブ

タイムマシンは、外付けのハードドライブ(あるいは Leopard を搭載したマック)に、なんでもかんでもバックアップする。プログラム、セッティング、ファイル、写真、OS そのものですら・・・。外付けドライブを要するのは欠点だが、まあこれは必要悪だろう。なにせハードドライブは安くなった。250 ギガの内蔵ドライブでも 75 ドルで買えるのだから・・・

Time Machine keeps multiple backups of everything — programs, settings, files, photos, even the operating system itself — on a second hard drive (or another Leopard Mac on the network). The need for a second drive is a drag, but it’s a necessary evil. Besides, hard drives are cheap; you can buy an internal 250-gigabyte one for $75.

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史上最短のセットアップ

外付けドライブを接続してやると、Time Machine に使うのかと Leopard が聞いてくる。OK ボタンをクリックすればそれで終わりだ。ワンクリックだけ。これはバックアップシステムの歴史でも最短のセットアップだろう。

When you connect the second drive, Leopard asks if you want to use it for Time Machine. If you click O.K., that’s it. One click — that’s got to be the shortest setup of any backup system in history.

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透けすけメニューは失敗

Leopard の最大の失敗は、透けすけのメニューだ。メニューのコマンド(保存、ページプレビューなど)が背景のテキストと重なるととても読みづらい。アップルのエレガントなグラフィックスは、大方の場合マックを使うのが楽しくなるのでいい。しかしこの場合、得られるものは何もなく、失われるものが大きい。

The most serious misstep in Leopard is its new see-through menus. When the menu commands — Save As, Page Preview, whatever — are superimposed on the text of whatever document is behind them, they’re much harder to read. Often, Apple’s snazzy graphics are justifiable because they make the Mac more fun to use. In this case, though, nothing is gained, and much is lost.

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ウインドウズ・スイッチャーの驚き

一方、Leopard はこれまでの Mac OS X のいい点をすべて引き継いでいる。ウインドウズから移行してきたひとが驚くのは、Mac OS X の場合、シリアルナンバーも「アクチベーション」も要らず、コピー防止すらないことだ。他社のフリーソフトお試し版でデスクトップをゴチャゴチャにすることもない。目障りなバルーンもなければ宣伝文句もない。

On the other hand, Leopard maintains all the goodies of previous Mac OS X versions. To the amazement of many Windows refugees, Mac OS X requires no serial number and no “activation”; it’s not copy-protected. It doesn’t clutter the desktop with crippled bits of free-trial software from other companies. There are no nagging balloons or come-ons.

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Steven Levy の場合

Levy

傑作は、ニューズウィークの Steven Levy だ。

いつもなら文章で勝負する Levy が、なんとビデオにお出ましなのだ。御大も不慣れな(?)ビデオで頑張っている。

Newsweek Video: “User Notes: Mac OS X ‘Leopard’” by Steven Levy: 24 October 2007

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Edward C. Baig の場合

Baig

最後は新顔の USA TODAYの Edward C. Baig。ビデオも添えられている。

USATODAY.com: “Leopard, Apple’s new Mac operating system, hits all the right spots” by Edward C. Baig: 25 October 2007 [with Talking Tech Video]

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実にカッコいいネコ類だ

あれやこれやの機能で、新旧マックファンみな満足するだろう。Leopard は実にカッコいいネコ類だ。

These and other features should satisfy new and old Mac fans. Leopard is one cool cat.

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バックアップには一晩中かかる

ぎっしり詰まった iMac をバックアップするのに何時間もかかった。一度は一時中断すらあった。一晩かかった作業の間、「バックアップを完了できません」というエラーメッセージも出た。

It took many hours, and at least one hiccup, to back up a packed iMac. I received an “unable to complete backup” error message before I was successfully able to complete the job overnight.

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こうして見ると、練達のライターでも記事にするのに苦労していることが分かる。

一般紙で発売開始のニュースを再度採り上げることはないだろうから、一回限りの記事で読ませなければならないとなると大記者でも苦労する。プロはプロなりに大変ということだ。

Mossberg や Levy クラスの記者となると、本当は Steve Jobs とのインタビュー記事が欲しかったところだろう。

その意味で、ニューヨークタイムズの John Markoff のインタビュー記事は冴えていた。

お気に入り記者たちがインタビューをものに出来なかった点、アップルと彼らの間に少し溝が出来たように感じるのは筆者の僻目か・・・

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で、個人的にはどうだったか・・・

OS のアップグレードは、いつもなら一周遅れでついて行くのがこれまでだった。

Jobs のプレゼンテーションを見て、記者諸公のニュースを追っかけて、マック系サイトをつぶさに見て、そうしてバグフィックスをした 1.0 のつぎのバージョンが出たところでやっとインストールしてみる・・・

でも、今度はいつもと感じが違う。

バージョン 1.0 ながら、いつもと違ってとても安定しているように見える。

どうしても欲しくなってしまう。

一刻も早く欲しい・・・

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アップル一色!

2007年 10月 26日

Allnight

All Leopard. All night.

Leopard 登場で夜も明けぬ・・・

Ifawnmedia

iFawn | Matt Davies

アップルにひれ伏すメディア!

Ihype

iHype | Eric Devericks

・・・そして、ついに発売!

Leopardavailable

Apple

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Steve Jobs の肉声がうかがえるインタビュー

2007年 10月 24日

Leopard Jobs-1

Paul Sakuma/AP/New York Times

Leopard の発売を直前に控え、ニューヨークタイムズの John Markoff が久しぶりにアップルの記事を書いている。

市場予想を大幅に上回る増益に沸く四半期決算発表のあった10月22日の記事だが、書かれたのはそれ以前だ。

Steve Jobs の喜びと自信を肉声で窺わせるようなインタビューだ。

New York Times: “As Apple Gains PC Market Share, Jobs Talks of a Decade of Upgrades” by John Markoff: 22 October 2007

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コンピュータも売っている

社名から「コンピュータ」ということばを落としたとはいえ、アップルはちゃんと沢山のマックを売っている。

SAN FRANCISCO, Oct. 21 — It may have dropped the word “computer” from its name, but Apple is certainly selling plenty of Macs.

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ヘイロー効果

いわゆるアナリストがいうところの iPod や iPhone のヘイロー効果(halo effect)もあって、アップルのパーソナルコンピュータのマーケットシェアは急増している。

Driven in part by what analysts call a halo effect from the iPod and the iPhone, the market share of the company’s personal computers is surging.

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全米第3位

コンピュータマーケットをカバーする二つのリサーチ会社が先週述べたところによれば、アップルは、月曜日の第4四半期の決算報告および製品出荷報告の時点で、Hewlett-Packard および Dell に続く全米第3位のコンピュータメーカーとなる。

Two research firms that track the computer market said last week that Apple would move into third place in the United States behind Hewlett-Packard and Dell on Monday, when it reports product shipments in the fiscal fourth quarter as part of its earnings announcement.

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大きな弾みが・・・

「今やマッキントッシュには大きな弾みがついている」とアップルの CEO Steven P. Jobs は、先週の電話インタビューで語った。「業界を凌駕するペースだ。」

“The Macintosh has a lot of momentum now,” said Steven P. Jobs, Apple’s chief executive, in a telephone interview last week. “It is outpacing the industry.”

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Leopard の発表

金曜日にアップルは OS X の新バージョン Leopard の販売を開始する。これは様々な機能を備え、あるものは Windows Vista と並び、またあるものはそれ以上だ。

On Friday, Apple will start selling the new Leopard version of its OS X operating system, which has a range of features that in some cases match those in Windows Vista and in others surpass them.

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10年は続く OS

Jobs 氏は、今後少なくとも10年間は、Leopard が皮切りとなって OS アップグレードが予定に組み込まれることなるだろうと語った。

Mr. Jobs said that Leopard would anchor a schedule of product upgrades that could continue for as long as a decade.

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12〜18か月のペースで

「今後当分の間、12〜18か月のペースで新しい OS のアップグレードが出来ることを大変よろこんでいる。メジャーなリリースはこれまでのところ平均して毎年一回だった。そうすることで我々は、磨きに磨きをかけ、改良に改良を加えることができたのだ。」

“I’m quite pleased with the pace of new operating systems every 12 to 18 months for the foreseeable future,” he said. “We’ve put out major releases on the average of one a year, and it’s given us the ability to polish and polish and improve and improve.”

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成熟期にはいったコンピュータ

アップルはマイクロソフトからウインドウズの顧客を奪って好調な伸びを示すかもしれないが、しかしこの二つの会社は同じような問題に直面している。業界自体が成熟期にはいり、成長を飛躍的に活性化するほど明白かつラジカルな技術革新が見られなってしまったことだ。

Although Apple may be able to grow briskly by taking Windows customers from Microsoft, the two companies face a similar problem: the industry is maturing and there have been no obvious radical innovations to jump-start growth.

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マルチタッチインターフェイスこそ核心

確かに Leopard の新機能の多くは漸進的な改良(incremental improvements)だ。しかし Jobs 氏はいう。iPhone 向け OS X の核心をなすマルチタッチインターフェイス(multitouch interface)が成功したのはスゴいことだと。このインターフェイスのお陰で、ユーザーはスクリーンの複数のポイントに触れることによって、例えば写真の一部をズームして拡大することが可能になるのだ。

Indeed, many of the new features in the Leopard operating system version are incremental improvements. But Mr. Jobs said he was struck by the success of the multitouch interface that is at the heart of the iPhone version of the OS X. This allows a user to touch the screen at more than one point to zoom in on a portion of a photo, for example.

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これは新しいインターフェイスだ

「我々が発明したのは新しい種類のインターフェイスだということを、みんなはまだ分かっていない。」

“People don’t understand that we’ve invented a new class of interface,” he said.

彼は、マイクロソフトがタブレットコンピュータで採用したスタイラスインターフェイス(stylus interface)と比較してみせた。それは多くのコンピュータが 1980 年代半ばから使っていたインターフェイスとさして変わりないものだ。

He contrasted it with stylus interfaces, like the approach Microsoft took with its tablet computer. That interface is not so different from what most computers have been using since the mid-1980s.

それに比べてマルチタッチは、コンピュータを制御する方法を大幅に単純化したのだ、と Jobs 氏はいう。

In contrast, Mr. Jobs said that multitouch drastically simplified the process of controlling a computer.

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iPhone UI には「動詞」が存在しない

Jobs 氏はいう。iPhone のインターフェイスには「動詞」(verb)が存在しないと。例えばこれまでのマウスやスタイラスの場合、ユーザーは写真のような対象を選択(select)し、そしてそれとは別に動作(action)、即ち「動詞」を選択することによって何かをさせた。

There are no “verbs” in the iPhone interface, he said, alluding to the way a standard mouse or stylus system works. In those systems, users select an object, like a photo, and then separately select an action, or “verb,” to do something to it.

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うまくいかないのではと恐れていた

Jobs 氏は更にいう。アップルの開発チームはいつも恐れていたんだ。この[マルチタッチインターフェイスによる]アプローチは iPhone を造っている間に失敗することになるのではないかと。

The Apple development team worried constantly that the approach might fail during the years they were creating the iPhone, he said.

「我々は Newton を笑いモノにした Garry Trudeau のマンガのことをいつも心に思い浮かべていた」と、手書き文字認識システム[注:Newton]のことをからかった Doonesbury の 1993 年の4コママンガのことに触れて彼はいった。「今度はうまくやらなきゃ・・・」

“We all had that Garry Trudeau cartoon that poked fun at the Newton in the back of our minds,” he said, citing Doonesbury comic strips that mocked an Apple handwriting-recognition system in 1993. “This thing had to work.”

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バカにされた Newton のことを思いながら頑張っていたという秘話は、iPhone 成功のよろこびがひとしおであることを窺わせる。

電話のインタビューだそうだが、Steve Jobs の肉声が伝わってきそうなところはさすがだ。

10月26日の Leopard 発表とともに、次の10年が始まる・・・

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この二つだけでもレパードにアップグレードする価値がある

2007年 10月 20日

Leopard 300Plus

Mac OS X Leopard について Carl Howe がすばらしい記事を書いている。

Blackfriars’ Marketing: “Apple launches third-party iPhone development — and a more secure Leopard” by Carl Howe: 17 October 2007

Seeking Alpha: “Apple’s Impressive Platform Security for iPhone, Leopard Development” by Carl Howe: 18 October 2007

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Steve Jobs SDK 公開書簡

またもや Steve Jobs は顧客に向けてレターを出したが、これが実にすばらしい。今やアップルは iPhone および iPod touch のために2月に SDK を出すことを約束しているのだ。そして、ウイルスやマルウェアから iPhone というプラットフォームを防御する機能も備えることになるとデベロッパに注意を喚起している。

Steve Jobs has released another letter to customers (no separately link is available yet — it’s on Apple’s hotnews site, and this one’s a doozy. Apple is now promising an SDK for the iPhone and iPod touch for February launch, but has warned developers that it will have features to protect the iPhone platform from viruses and malware.

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二つのセキュリティ新機能

300 を超える Leopard の新機能(Appleアップル)を見ていたら、つぎの二つが目に飛び込んできた。

When I was looking through the 300+ Leopard features last night, two of them leapt off the page at me:

1)ダウンロードしたアプリケーションをマーク

「Leopard は Mac を攻撃から守るために、あなたの Mac にダウンロードされたすべてのアプリケーションをマークします。初めてアプリケーションを実行すると、ダウンロードされた日時、ダウンロードに使ったアプリケーション、ダウンロード先の URL を Leopard が表示し、アプリケーションの実行許可をあなたに求めます。」

Tagging Downloaded Applications

“Protect yourself from potential threats. Any application downloaded to your Mac is tagged. Before it runs for the first time, the system asks for your consent — telling you when it was downloaded, what application was used to download it, and, if applicable, what URL it came from.”

2)署名入りアプリケーション

「アプリケーションを安心して利用するためのデジタル署名は、アプリケーションの配布元を明らかにし、完全性を保証します。Leopard に付属しているアプリケーションは、すべてアップルの署名が入り。アップル以外のソフトウェア開発者も、自作のアプリケーションに署名することができます。」

Signed Applications

“Feel safe with your applications. A digital signature on an application verifies its identity and ensures its integrity. All applications shipped with Leopard are signed by Apple, and third-party software developers can also sign their applications.”

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アップグレードコストを補って余りある

この二つの機能が目についたのは、かつて私が 1996 年に Forrester で初めて書いたレポートがデスクトップコンピュータのセキュリティとアクティブコンテンツの脅威についてだったからだ。そのレポートで私はこう書いた。真に安全なプラットフォーム(truly secure platform)が欲しいなら、動かしているのが信頼するに足るコードだけだということを保証できるアプリケーションの署名(app signing)とランタイムの検証確認(run-time validation)という二つのことが必須だ、と。さらに、これらの機能を備えない限り、ウインドウズは決して真に安全なプラットフォームにはなれないだろうとも書いた。これらの機能が Leopard に組み込まれたという事実は、マックの人気が大きくなっても、OS や iPhone を簡単にはセキュリティの餌食にしないというアップルの強い意思を示すものだ。そして、デスクトップコンピュータやサーバーの安全性に頭を悩ましているすべてのひとにとって、この二つの機能だけでも[Leopard への]アップグレードの全コストを補って余りあるのだ。

Those features jumped out at me because the very first Forrester report I wrote in 1996 was about desktop security and the threat of active content. In that report, I wrote that if you want a truly secure platform, you need both app signing and run-time validation to guarantee that you only run trusted code. I further noted that Windows would never become a truly secure platform without these features. The fact that these features they are built into Leopard says that even as Macs gain in popularity, Apple has no intent of letting its OS or its iPhone become an easy security target. And these two features are worth the entire cost of upgrade and more to anyone worried about desktop and server security.

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安全のための一回限りの代償

確かに、このことはしばらくの間 Leopard ユーザーの生活を複雑なものにするだろう。何故か。なぜなら、ユーザーが使いたいと思う Mac OS X アプリケーションは何千とあるのに、今日の時点ではどれもまだ署名されていないからだ。これからも署名されないものもあるだろう。ということは、ユーザーとしてはアプリケーションを初めて動かす際に、それが信頼すべきものであると指定(designate)してやる必要があるということだ。Leopard はそれぞれのアプリケーションが信頼に足るかどうかひとつひとつ覚えているので、ユーザーはそれぞれについて一度だけ指定すればいい。大抵のユーザーが使うアプリケーションは 10 から 100 の間だろうから、これはより安全なシステムを得るために払う一回限りの小さな代償ということになるだろう。Leopard 搭載のコンピュータが1億、2億と増えるのを待つことなく、今日にでもそれを始めた方がいいに決まっている。

Of course, this is going to make life complicated for Leopard users for a while. Why? Because there are thousands of Mac OS X applications that users will want to run, but that aren’t signed today. Some will never be signed. That means that users will have to designate each of them as trusted the first time they run them. But given that Leopard actually remembers the trust state of each application, users will only have to do that once for each application. And given that most users only run an average of between 10 and 100 applications, it’s a small one-time price for a more secure system. And it’s better to start now than waiting until there are 100 or 200 million Leopard computers in the field.

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不言実行

アップルがプラットフォームの安全性について口にするだけでなく、実際に何らかの行動をおこすのを見るのはうれしい。Leopard と同じ安全な基礎を採用している何百万という iPhone が、1)オープンであり、2)安全であるという事実は、これからの輝かしき未来の規模がどんなに大きいものであるかということを物語っているのだ。

It’s nice to see Apple not only talk about platform security, but to actually do something about it. And the fact that the millions of iPhones in the world will be both 1) open and 2) secure because they use the same secure foundation says volumes about their bright future.

アップルよ、よくやった。

Nice work, Apple.

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追記:iPhone は Leopard をベースとするデバイスであり、したがって Leopard の開発ツールが必要だと私は今月初めに予想した。今回の SDK の発表は、私の予想が正しかったことを裏付けるものだ。

P.S. This announcement confirms my speculation earlier this month that the iPhone is a Leopard device and requires Leopard development tools.

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SDK 公開書簡についても、Leopard の 300 を超える新機能についても、いろいろな考え方があっておもしろい・・・

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