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Internet Dog

2008年 5月 1日

Internet Dog

Peter Steiner’s Cartoon

雑誌 The New Yorker(1993 年7月)に載った Peter Steiner のマンガ。

そのキャプションは:

“On the Internet, nobody knows you’re a dog.”

インターネットじゃ犬だってことは誰にも分らない。

インターネットというバーチャル空間での存在は現実空間の実体からは隔離されている。そんなインターネットの匿名性を示す例として一躍有名になった。

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ひょっとすると・・・

そういえば、当ブログの主(あるじ)を実際に見知っているのは家族だけだ。

病気のあと立ち上げて、10か月が経った。

マックのことなぞ興味ない家族は、健康のためなんとかブログを辞めさせようとしたがそれもかなわず、今では健康チェックの代わりに利用している。

ブログが更新されている間は倒れず元気だというわけ・・・

身体が弱く、あちこち不自由だ。おまけに人見知りする質(たち)で引き篭り症候群ときている。

そんな身体でも、インターネットのバーチャル空間にいる限り何の不自由もない。日本の片隅から世界中どこにでも飛んでいける。

現実空間では不自由なのに、ブログというバーチャル空間では何の支障もないところがおもしろい。

Internet Dog とはよくいったもの。当ブログの主だって、ひょっとすると犬かもしれない・・・

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100万ヒット

そんなブログが、いつの間にやらアクセス100万ヒットをこえた。

よくぞここまでこれたものと感無量だ。

これだけの数の読者の目に触れることができたのは幸せのひと言に尽きる。

ブログ読んでくださった読者の方々、折にふれ当ブログを紹介してくださった方々に心よりお礼申し上げる。

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そもそもは・・・

そもそもは、ブックマークやコピーを集めた自分用のメモだった。

ネットでみつけたおもしろそうな記事を、あとで探しやすいようにまとめたのが始まりだ。(後に立ち上げた別館 maclalala:annex が原型に近い。)

ネットにはおもしろい話題が溢れているのに、なぜマック系メディア(雑誌、サイト、ブログ)では取り上げてもらえないのだろうかと考えるようになった。

気がついたら、そんな記事の一端を紹介するブログを始めていた。

そしていつの間にか翻訳もどきのサイトになっていたというわけ・・・

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賢明な読者

まったくの素人の、個人的営為(えいい)であるという意味で、錚々(そうそう)たる諸先達のマックブログとは大いに異なる。

マック好きということでは人後に落ちない自信があるが、それを除けばまったくの素人。

ユーザーの視点に立つといえば格好いいが、技術的なことはとんと不得手だ。知識もなければ権威もなく、開陳すべき意見も持たない。

ひたすら海の向こうのおもしろそうな記事を探してくるだけだ。

おもしろいかどうかの判断も、すべては賢明な読者の手に委ねられている。

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ベストテン

この10か月の間に、賢明なる読者の目に留まったベストテンはつぎのようなものだ。

1)MacBook Air にはピッタリのマーケットがある

2)iPod touch の可能性

3)Safari 3.1 はメチャ速いらしい

4)MacBook Air 分解外は無駄なし、中身は無駄だらけ:日経エレクトロニクス分解班 [Update]

5)アップルのデザインはこうやる・・・

6)Leopard PC にインストールするハック

7)iPhone のソフトは iPod touch でも走る

8)ソニー製 iMac

9)勝負に出たアップル

10)iPod touch 3G iPhone にする

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変わるマックブログの世界

ブログを始めた頃に比べると、マックを取り巻く環境も大きく変わってきた。

主流メディアでマックやアップルのことを取り上げない日はなくなった。

マックブログの世界も花盛りだ。日本最大のマックブログアグリゲータ Apple-Style をちょっと覗くだけで、その百花繚乱ぶりは明らかだ。ベテランだけでなく中高生に至るまで、その活躍ぶりには目を見張るものがある。

オリジナル(英文のことが多い)に当たって書かれる記事も大幅に増えた。

小学校でも英語を教えるご時世。英語だからといって特別扱いする必要はなく、みな当然のこととしてそんな記事を探し、読むようになった。

海外記事の翻訳もどきという当ブログのような存在は、もうその役割を終えたのではないかという気がしている。

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さて・・・

現在のサイトに移ってきたとき、それまでとは異なるブログのあり方を模索しようとした。

しかし、結局は代わり映えのしない状態のままだ。

これを機に少し時間をいただいて、どういうあり方が望ましいのか考え直してみたいと思っている・・・

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ブログで稼げるか

2008年 4月 27日

Moneyhappiness

Money Happiness:こうなるといいのだが・・・]

ブログで稼ぎたいと考えるのは常人の常だろう。

ところが、そんなことはムリだ、広告主の目から見ると広告を出すに値するブログなんてほとんどないのだから、という強烈な指摘がある。

LouisGray.com: “Most Bloggers Don’t Deserve Any Ad Revenue” by Louis Gray: 18 April 2008

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見当違い

ブログで稼ぐべきだと考えるブロガーが大変多いことにいつも驚かされる。

It’s routinely shocking to me that so many bloggers think they should try and make a profit from their Web site.

その願いは見当違いだ。ほとんどの場合、頭を冷やして現実を直視した方がいい。

Their hopes are misguided, and for most, a serious reality adjustment is needed.

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トラフィックが足りない

ほとんどのサイトは、ちゃんとした収益を生み出すだけのトラフィックがない。1日当たりのユニークビジターが 1000 人という中程度のブログで、1インプレッション[impression:ウェブ広告の表示回数]当たり1セントを稼ぐとしても、1日に稼げる額はたったの10ドルだ。1クリックスルー[click-through:リンクの張られた広告をクリックしてその企業のホームページにアクセスする数]当たり25セントとすると、同じ10ドルを稼ぐにはビジターの4%が広告をクリックする必要がある。広告のクリックスルー料金は普通は1%のさらに10分の1程度といったところだ。したがって実際に稼げる額はずっとこれより少ない。1桁上のレベルになっても人生が変わるほどのカネは稼げない。最初に越えるべきハードルは月額100ドルだが、グーグルから100ドルの小切手を貰うのに何が月もかかったというブロガーの話はネット中に溢れている。

Most sites are not big enough, traffic-wise, to generate significant revenue. Assuming a mid-size blog gets about 1,000 unique visitors per day, and an ad delivers 1 cent per impression, you’re only talking ten dollars a day. If you’re instead getting 25 cents for a click-through, you would need 4 percent of your visitors to click on an ad to achieve that same ten bucks. And advertising click through rates are usually in the low tenths of a percent, let alone full percents, so most numbers would actually be much less than this. Even if you move any of the dials up by a factor of ten, you’re not talking about life-changing money. The Web is full of stories around bloggers who took months to get their first $100 check from Google, the barrier for payment.

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広告主が興味を感じるブログはほとんどない

ほとんどのブログは広告主に興味を感じてもらえない。例えばテクノロジー系ブログで本当に必要なブロガーは何人いるだろうか。最新のニュースをもたらしてくれるブログ、他のひとにはなし得ないユニークな視点をユニークな読者に対して提供してくれるブログ、もし辞めてしまったらほかの誰にもできないブログ、そんなブログは一体どれほどあるだろうか。そんなに数はない。トップファイブやトップテンを除けば、広告主を惹き付けて、投資する気を起こさせるブログなんてないのだ。トップテンにはいるブログですら、記事の本数を増やそうと苦労するのはバカげている。RSS リーダーを見れば、せいぜいプレスリリースや他人のブログを読んだり、決算報告のカンファレンスコールを聞く程度で、オリジナルの記事なぞ書けない連中(真面目ではあるかもしれないが)の似たりよったりの記事がひしめいているのだから・・・

Most sites don’t have real significant differentiation interesting to an advertiser. If you look in the tech world, just how many tech bloggers do we really need? How many of them are breaking stories or offering a unique angle for a unique audience that nobody would serve if they completely pulled up stakes and disappeared? Not too many. With the exception of about the top five or ten blog networks, no tech blog offers enough of a pull that an advertiser would consider them a must to invest with. And even among the top networks, the rush to publish is becoming silly to watch, as my RSS feed reader will fill up with near-identical stories, usually written by people who haven’t done any original reporting beyond reading a press release, other blogs, or listening to a financial earnings call, if they’re really serious.

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音楽の場合とは大違い

E-Consultancy サイトではもっとあからさまにいっている。「ほとんどのブログは1セントすら稼いでいない。音楽に対してはグローバルな需要があるのに比べれば、ほとんどが文章下手なテクノロジー系ブログに対する需要なんてまったく色褪せてしまう。」

On the E-Consultancy Web site, this issue is bluntly addressed:”Most bloggers don’t make a cent from blogging and the global demand for mostly poorly-written blogs about technology news pales in comparison to the global demand for music.”

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ブロガーなんて1ダース10セント

一部のブロガーは、書くことは天から与えられた権利であると考え、少しばかりの広告を載せることで荒稼ぎしようとする。私の考えでは、書かれたコンテンツなんてタダ同然だ。まったくコストがかからないし、かかるものといえば紙ないし画面に書くための時間だけだ。ジャーナリズムの世界では書く気のあるライターを探すのはそんなに難しいことではない。その一方、読者や広告主となると払底している。新聞の購読数が激減し、新聞記者がクビになっている状況がそれに火をつけているからだ。グーグルは巨大な収益を上げているが、オンラインでもルールは同じなのだ。ブロガーなんてせいぜい1ダース10セントだ。重要な読者を抱え、他とは差別化されたユニークなブログなんて、広告主の目から見るとないも同然だ。一日の投稿数を増やしても何の解決にもならない。成功を収めている大きなブログの後追いをしてもダメだ。スパムやトラックバックをしまくっても役には立たない。

Yet, some bloggers act as if it’s their God-given right to write, post a few ads and start raking in cash. In my opinion, content is absolutely cheap. It costs nothing, except time, to put text on paper or computer screen. In the world of journalism, finding willing reporters for newspapers hasn’t really been much of a problem. Instead, there’s a dearth of readers, and advertisers, which the Web has helped accelerate, as paper circulations dive and reporters are laid off. And while Google is reporting great earnings, the same rules will hold true online. Bloggers are a dime a dozen in most cases. Those that offer non-unique blogs without significant audience or differentiation might as well not exist as far as ads are concerned. Delivering more posts per day won’t fix that. Following the big, successful networks won’t do that. Spamming and trackback abuse won’t fix that.

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ブロガーは真の価値を生み出していない

業界の周辺部にいるブロガーの中には、企業合併や買収、出資に伴い動く金額をみて妬みを感じるものもいる。そんな事業が何百万ドルものカネで買収されるのを見て、その話をカバーしている自分も応分の「分け前」に与りたいと考えるのは至極もっともな人間の性(さが)だ。しかし、Facebook や Digg、TechMeme といったサイトはそれ自体が最終目的地サイト(destination sitesであり、ひとを惹き付け、ひっきりなしに読者やリピーターを引きつけるサイトなのだ。そんなサイトに個人情報や人口動態情報が加われば、それに向けて広告やメッセージを加工し直すだけの価値が生まれるというわけだ。こういうサイトは、我々がお互いに影響を与え、情報を交換するやり方を変えることによってウェブに対して真の価値を生み出している。ブロガーは(私を含めて)そうではないのだ。どちらかといえば、我々は生産者より消費者に近く、私が以前調べた限り、消費者はカネを貰うのではなく、支払う側なのだ。どれだけその製品についてエキサイトしていても・・・

Sometimes bloggers on the periphery of an industry get jealousy over seeing the dollars thrown around from mergers and acquisitions, or funding. It is human nature to see when a service might be bought for millions, that fans of the service or bloggers covering it feel they are entitled to a “share”. But Web services like Facebook, Digg, or TechMeme are in themselves destination sites that are sticky, pulling in consistent viewers and repeat visits, made even better when these sites have personal, demographic information that helps tailor ads and messaging. These Web services are adding real value to the Web by changing the way we interact and communicate. Bloggers, myself included, are not. We are more like consumers than producers in this case, and the last time I checked, consumers pay, they don’t get paid, no matter how excited we might be about a product.

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運営コストがカバー出来るか

仲間のブロガーはこの問題についてこういっている。「わたしにとって『フェアである』とは、サイトを運営するコストがカバーできて、ときたま自分に何かご褒美を買ってやれるということだ。今のところそう出来ており、それで十分だ。運営コストすらカバーできなくなったらブログを辞める。

In a recent discussion on this topic, a blogging peer of mine said, “What’s “fair” to me is making enough to cover hosting costs and buy myself some toys every once in a while. I do that, which is enough. But if I couldn’t even cover hosting costs, I’d stop blogging.”

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目的は他にあって然るべき

私の場合、どう考えても「フェア」ということばは当てはまりそうにない。ブロガーとしていえば、広告業界も、読者も、なんら自分たちに借りはない。始めたいと思えば、始めるのは自分たちの自由だ。書く内容も自分たちで決められる。どのブログサービスを選ぶかも自分たちの自由だ。ブログのレイアウトも自分たちで決める。どんなプラットフォームについて書き、どんなスケジュールで書くか決めるのも自分たちだ。「当然の分け前」という考えが当てはまる余地はどこにもない。[ブログの]目的は他にあって然るべきなのだ。個人的なことかもしれない、趣味かもしれない、「次の」仕事までのつなぎかもしれない、辞めずに書きつづける練習かもしれない、あるいはコミュニティのみんなを楽しませるためかもしれない。

And to me, I don’t possibly see how the word “fair” can come into play. As bloggers, the ad industry, and our readers, truly owe us nothing. If we have opted to start writing, it is on our own choice. What we write about? Again, our choice. Where we opt to be hosted? Usually our choice. Our page layouts? Our choice. Our blogging platform or schedule? Our choice. So how does “fair” come into it? The goals must be somewhere else, whatever they may be for the individual, be it a hobby, setting up for the “next” job, continued writing practice, or enjoying the community.

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数セントが応分

広告収入というパイの「正当な」分け前を声高に求めるブロガーが何百万人といる。グーグルがベンダーから何十億ドルと荒稼ぎする一方で、一見不平等にみえる分け前について非難の声を上げる群小のブロガーがいる。しかし考えるに、広告ということに関する限り、これらのブロガーはちゃんと彼らに相応しい額、すなわち「数セント」という金額をしっかり得ているのではないだろうか。これらのブロガーは、自分のサイトから広告の類いを一切取り除いて、ほかの金儲けの方法を探した方がずっといいのではないかと思う。いくらブログをやっても、望むようなカネは決して手に入らないのだから・・・

There are millions of bloggers out there today, screaming for their “fair” share of the advertising pie. And while Google rakes in cash from vendors by the billions, some smaller bloggers are crying foul at the perceived inequalities. But it’s more likely they are getting exactly what they deserve when it comes to ads – pennies. They would be better served to pull the ads off their site altogether and find different ways to make money, because for most, blogging will never get them what they want.

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なんとも手厳しい。

運営費をカバーするどころか持ち出しですらある当ブログなんか、さっさと辞めるべきだということか・・・

少なくともブログで簡単に金儲けができるという幻想は捨て去るべきかもしれない。

★初出はこちら:[maclalala:annex

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ブログの引っ越し

2007年 7月 30日

Wp Import-3

諸般の事情でブログを続けられないという事態が生じた。

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ブログが削除される

「転送量」の問題でブログの継続が困難になったとき最初に頭に浮かんだのは、これまで紹介し、書き溜めてきたブログの内容は一体どうなるのだろうということだった。

有料契約である以上利用料金が払えなくなれば、当然のこととして契約が解除され、すべての情報が削除される。

TypePadサービス利用規約第5条 (解約・終了)
期間満了前に解約する場合、その解約は直ちに有効となります。解約後、ウェブサイトへの接続はできなくなり、ウェブサイトに含まれる全ての情報は、シックス・アパートにより削除されます。シックス・アパートは、削除された情報及びコンテンツについて一切責任を負いません。・・・

正直言って青くなった。

ブログを続けることより、これまでのものをどうしたら保全できるかということで頭がいっぱいになってしまった。

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助っ人登場

これまでそんなことが起きるなんて全然想定していなかったので、バックアップもとっていなければ、どうやったらバックアップ出来るのかすら知らない有様。

そんなときに、テクノ音痴の筆者を助けてくださる心強い味方が登場した。「元NeXTユーザ」氏だ。

こういうことになると赤子同様の筆者(ログイン、ログアウトすら分からない)に、噛んで含めるように一歩一歩手順をアドバイスしてくださった。

その結果がこれまでのデータの保管庫「maclalalaweblog:藤シローのマック・ラ・ラ・ラ(保管庫)」だ。

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引っ越しの手順

元NeXTユーザ氏が教えてくださった引っ越しの手順は、つぎのように簡単なものだった。

(1)データの書き出し(TypePad

まず、TypePad からデータを書き出す。

これはつぎのように、「管理 → 読み込み/書き出し → エントリーを書き出す」からリンクをクリックするだけでいい。(マックの場合はオプションキーを押しながらクリックする。)

Tp Export-4

これで「post.txt」というファイルがひとつ生成される。

(2)データの読み込み(WordPress.com

つぎは WordPress.com の側で、ファイルを読み込む作業だ。

これもクリックするだけでよい。[冒頭画像参照]

「Choose File」ボタンで書き出したファイル「post.txt」を選択し、「Upload file and import」ボタンでインポートするだけだ。

元のブログの作者と同じ名前にしておくか、それとも変更するか尋ねてくるので、同じ名前を選んでおく。

以上で新しい引っ越し先にこれまでのデータの保管庫ができる。簡単すぎて涙が出るくらいだ。

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不思議なことに・・・

元NeXTユーザ氏のアドバイスによれば、上記の引っ越し作業で移動できるのはテキストだけで、画像などは出来ないはずだった。

ただし、このサポートページにも書いてありますが「画像やファイルは含まれない」という問題があります。よって、ectoで書いた(ポストした)時に保存してあれば問題ありませんが、そうでない場合は実ブログページから画像ファイルなどを新たに保存しておく必要があります。この辺が、ASPの気が利かないところですね。[元NeXTユーザ氏]

ところが、教えていただいた上記の手順で、テキストだけでなく画像も、リンクも、コメントもみんな移動できてしまったのだ。出来ない筈のことが出来てしまうのは何とも不思議だが、ともかく出来るにこしたことはない。

・・・ではまったく問題はなかったのか。

部分的にレイアウトの乱れが散見されることに気付いた。

これを修正するには、該当するエントリーをひとつずつ修正する必要がある。

これは WordPress.com 内蔵の「ビジュアルリッチエディタ」でやることになるのだが、この使い方がいまひとつ分からない。これまで「ecto」というワープロ感覚で使える優れモノにひたすら頼ってきたので、ビジュアルリッチエディタがどうもうまく使えない。

ということで、データ保管庫のレイアウトの乱れはそのままにしてある。

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新しいブログ

保管庫以外に WordPress.com で新しくブログ(当ブログのこと)を立ち上げて約一週間経った。

新しい経験には苦労と喜びがある。

複数のブログサービスを試したが、WordPress.com に落ち着いたのはつぎのような理由からだ。

1)転送量制限がなく無料

これまでの TypePad と違って、WordPress.com の場合は転送量の制限もなく、サービス自体が無料だ。使用料が払えなくなったり、転送量を理由にブログの閉鎖に追い込まれる恐れがない。

2)データのインポート・エクスポートが簡単

データが簡単にインポート・エクスポートできるので、今回のようなことが起きても簡単にブログサービスを変更できる。

3)ecto が使える

筆者の場合 ecto 様々だ。というより ecto の使えないサービスは筆者には使えない。

4)優れた機能が簡単に使える

これまで(筆者には)出来なかったことが、ウィジェットという形で簡単にサイドバーにクリックひとつで追加できるのはありがたい。

・ブログ内検索
・カテゴリーの追加・修正

また、「アクセス数の把握」についても当初から詳細な機能がビルトインされている。

Access-1

リファーラー(Referrer)毎のアクセス数も分かって、たくさんの読者がどのサイトから来られるのか一目瞭然だ。改めて Apple-Style や @Yumeya の威力につくづく感謝している。

エントリー毎のアクセス数もこれまた一目瞭然で、一切料金のかからない無料のサービスなのに至れり尽くせりなのには恐れ入る。

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目下練習中

目下、WordPress.com の新機能をあれこれトライしている。当ブログ、保管庫の他にテスト用ブログも設けているが、複数のブログがひとつのパスワードで管理できる点は便利といえば便利、不便といえば不便。

テスト用のブログのつもりで、メインのブログからエントリーを削除したことも何度かだ。

筆者にとっての難関は、ビジュアルリッチエディタ・・・

エディタの使い方とコメントへの返事の書き方を早く覚えたい。

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付記:WordPress WordPress.com

これまた元NeXTユーザ氏から教えていただいたのだが、WordPress と WordPress.com は同じではない。

ブログソフトウェア|ASPサービス|開発言語
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Movable Type/Movable Type Enterprise|TypePad|Perl
WordPress|WordPress.com|PHP

ブログ・ソフトウェアとしてのWordPressについての情報は多いのですが、ASP[Application Service Provider:アプリケーション・サービス・プロバイダー]サービスであるwordpress.comについての情報は多くありません。

なお、TypePadが「公式の」というか「開発元による直営の」ASPの話であるのに対して、WordPress.comはAutomatic社(開発者の一部が所属)のASP事業です。MTはsix apart社が開発しているのに対して、WPはコミュニティが開発しているという程度の違いですが・・・[元NeXTユーザ氏]

ASP サービスには、外国の WordPress.com の他に、日本のものもあるようだ。

WordPressを利用した「無料」のブログサービスとしては、Press9あたりが有名かと思います。[元NeXTユーザ氏]

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見やすいレイアウト

2007年 7月 2日

Kubrick-1

新しいレイアウトを決めかねている。

シンプルでクリーンなレイアウトということで、一応現在のものを選んだが、デフォルトで準備されたものの中からピッタリのデザインを選ぶのは結構むずかしい。

全体的な感じはいいと思っても、部分的に細かいところで不満が残る。

WordPress.com が無料だということから、ある程度の制約があることは承知している。しかし、オープンソースの WordPress が準備している無数の選択肢の中から、WordPress.com にももう少し選択の可能性があっていいような気がする。

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エントリーについても、記事と記事との区別を明確にしたい。エントリーとエントリーの間に区切り符号をおくのもひとつの方法だ。センスがよくて昔から気に入っている Luxist もひとつの例だ。

あるいは、エントリーのタイトルをカラーにする方法もあるかもしれない。大きなカラータイトルで挟まれているのがそれぞれのエントリーという風に・・・

また、テキスト本文がグレーがかって読みにくいので、はっきりと黒にして読みやすくしたい。

字体そのものも、セリフ書体よりサンセリフ書体の方が読みやすいので、欧文は Verdana、邦文はヒラギノ角ゴ Pro W3 が希望だ。しかし英語の方は Lucida Grande に固定されている。

さらに、リンクのカラーも一般的なものに代えたいのだが、それもできない。

こうしてみると、TypePad が懐かしくなる。

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無料の WordPress.com では、これらをいじることが出来ない。

細かい部分をいじるには、有料のサービスにアップグレードする必要があるらしい。

しかし、有料のブログは、前の経験で懲りた。

料金値上げその他契約条件の変更によってブログをやめる羽目に追い込まれることだけは避けたい。

それにこの程度のことなら、ほんのちょっといじれば済むことで、有料にするまでもないような気がする。WordPress は基本的にオープンソースなのだから、プラグインその他で解決できる方法があってもおかしくはないと思うのだが・・・

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そんなこんなで、なかなか納得できるレイアウトにできずにいる。

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